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  • 執筆者の写真Taka S

二期会「Falstaff」

6月ももうすぐ終わりますね。

梅雨のシーズンになっているはずですが、あまり降っていない気も。。

水不足にならないといいのですが。

 

小学生の時、愛媛の大学生をしていたときに水不足になったことがあったなぁ。

 

 

さて、ワクチン接種、オリンピック、緊急事態宣言解除などなど

 

毎日のようにニュースを見てはため息の出る日々です。


個人の力ではどうにもならないことが多い。ため息の原因ですね。

 

  

 

そんな日常ではありますが、7月のオペラの稽古は順調に進んでおります!

 

イタリアの作曲家、ジュゼッペ・ヴェルディの歌劇「Falstaff」

 

僕は医師カイウス役で出演します。

  

 

この「Falstaffファルスタッフ」はヴェルディの最後のオペラ。

原作はシェイクスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」です。

 

ヴェルディは生涯に26作のオペラを残し、現在もこのファルスタッフをはじめ多くの作品が世界中で上演されています。

 

「椿姫」、「マクベス」、「ドン・カルロ」、「アイーダ」、「ナブッコ」などなど。


力強く、壮大な音楽は聴くものを魅了しますし、彼の出身国であるイタリアではヴェルディの記念硬貨ができたり、「ナブッコ」の劇中歌は第2の国家とも言われます。 

 

 

 

そのヴェルディ最後の作品「ファルスタッフ」。

 

多くの登場人物によるドタバタ喜歌劇なのですが。

これが面白いのです。笑

 

あらすじはこちらから。

 

 

 

正直、僕はこのオペラへの第1印象があまり良くなかったのです。笑

 

人が多くて物語が複雑だなって思っていて。

 

人が多い→台詞や演技など情報量が多い→それぞれが言っていることを追い切れない

→いつの間にかお話進んでいる→???のまま進んでいくことが退屈

  

 

簡単に表すとこんな感じ。なんていい加減な笑

  

 

しかし!

不思議なもので、内容がわかると面白くて仕方がないのです。


この紋所が目に入らぬかー!


などにも言えますが、吉本新喜劇や落語など、日本の文化に通じるものはあると思います。

 

「知ってわかる楽しさ」というものがオペラには多くあるのです。

 

さらに、物語の楽しさに音楽が加わります。

これも最初に聴くことと何度か聴くものでは印象が変わるのです。


オペラの面白いところはさらに歌手の違い、演出の違い、演奏者の違いなど多岐にわたります。 

歌手の声やマエストロ(指揮者)のテンポ感や音楽作り、演奏するオーケストラの違い、演出やホールによっても印象は変わりますし、色々な要素が組み合わさってできるオペラ(総合芸術って学校では習いますね)だからこそ、色々な楽しみ方や要素があるのです。

今回のマエストロはなんと1990年生まれで初来日とのこと!!

これも注目ですねぇ。

  

 

情報量が多いからこそ、この「ファルスタッフ」は楽しみ方もいろいろあるのです。

  

今回の演出は衣装こそ現代に近いものになっています。

しかし、全体としては物語(台本)に忠実ですし、素敵な舞台です。

 

バルセロナにあるテアトロ・レアルで既に上演された演目です。




Blu-ray/DVD でも発売されてます!日本語字幕もついていますし、是非こちらも!

Falstaff [Blu-ray]



Youtubeでは過去の偉大な歌手たちによる演奏も観ることができますし、本当に便利だなぁと思います。

ただし、映像と実際の舞台では感じる情報量に違いがあるのです。

難しいことは言えませんが、劇場という空間で過ごす時間はとても素敵ですよ。

 

是非、劇場で実際の舞台のエネルギーを感じていただけば!

感染症対策もしっかりと実施しております!


公演まであと3週間となりましたが、怪我や感染症、とにかく毎日をしっかり丁寧に過ごしていきたいと思います。

 

チケットはご連絡いただければご用意できますので!是非!!

公演詳細はこちらから

 

 

ではでは。今日はこの辺で。




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新学期。

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