10月に入りましたね。
7月の呉市でのコンサート、8月の戦没学生里帰りコンサート、そして平和記念の第九
9月に入っての二期会「魔笛」、そして呉市でのあこがれVol.6。
目まぐるしく毎日を過ごし、いよいよ秋を感じ始めました。
夏は好きだけど、暑いのは苦手は僕にはとてもいい季節です。
食欲の…にならないよう気をつけたいところです。
さて、来週よりいよいよ二期会「こうもり」の稽古が始まります。
ドキドキワクワクです…!
オペラな年、2021年を締めくくるこの作品。
今日は僕とこの作品について、ちょっと思い出話をご紹介します。笑
プロフィールにもありますように、僕は愛媛大学の教育学部出身です。
その後歌い手を目指して東京藝術大学へ再入学をしたわけですが、オペラとの出会いというのは、この愛媛大学での学生時代でした。
教育学部で小学校教員を目指していた僕は、入学当初、恥ずかしながらオペラって???
…というレベルでした。
音楽専攻ではありましたが、まさか自分が声楽家になるなんて、微塵も思っていないままの入学だったのです。
入学してからのカルチャーショックと焦りはとても良く覚えていますし、そこからとにかく色々なオペラを観る、聴く!をひたすらやっていたように思います。
そんな中、オペラを勉強するためにもどうかと当時の先生に勧めていただいたのが「オペラえひめ」という団体です。
オペラえひめは愛媛県民オペラという事業から始まった団体で、
ソリスト部門、オーケストラ部門、合唱部門というそれぞれ愛媛在住の人で活動しています。アマチュア団体ということになりますが、指揮者・演出家、そして客演の歌手をお呼びして公演を行う。学部一年生オペラ初心者の僕はその合唱部門に入ったのです。
とはいえ10代の若者、なかなか馴染めず…一年目はあまり積極的に活動せず…おいっ!笑
2年目、初めて全幕公演を行うことになったのが、「こうもり」なのです。
日本語上演で、今でのその歌詞が出てきます。
初めて衣装をつけ、メイクをして、一人の登場人物(合唱団員はそれぞれ名前とか設定していたな…自分はやってなかった気もするけど)としてオペラの舞台に立つ。その体験をしたのが「こうもり」だったのです。
その後、僕はソリスト部門へと移り、東京に行くまでの間とても貴重な体験をさせていただきました。現在も活動しているオペラえひめさん。
2016年には「カルミナ・ブラーナ」で久しぶりにご一緒する機会をいただきました。
次はオペラで関わりたいなとずっと思っています。
さて、そんな思い出深い「こうもり」。
僕が今回やるのはアルフレードという役です。第1幕と第3幕に登場します。
当時の日本語の歌詞、そして舞台、照明の感じ。
いやぁ、覚えているものですね。この先もずっと忘れないんだろうなと思います。
そして11月の日生劇場も忘れられない舞台となると思います。
今回のアンドレアス・ホモキ氏の演出は再演となります。前回の公演は二期会の研修生の時で、客席から観たこれも印象的だった舞台です。あの舞台に立てるのが本当に嬉しい!
本当なら愛媛の皆さんに観てもらいたい。
こういう状況でなければ…という思いはどうしてもあります。
観てもらうのは難しいだろうけど、また皆さんと一緒にオペラができる日を心待ちにしながら、しっかりとアルフレード役を努めていきたいと思います。
もちろん、来て頂けるなら大歓迎ですがww
チケットは問い合わせフォームからお申し込みいただけます!
まずは稽古期間、体調に気をつけながら精一杯駆け抜けます!!
では、今日はこの辺で。
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